2013年3月23日土曜日

卒業式後の(生徒達の)「打ち上げ」

卒業式のあと、保護者は先生と謝恩会だったのですが、子ども達はどうしたのでしょう。どこに誰と行くかが決まるまで、結構大変だったみたいです。
 高校の卒業式は一生に一度ですから、だれでも思い出深いものにしたいのはあたりまえですね。どういう風に子ども達が同行のグループを作るのか、興味深く観察していました。
 好きなもの同士でグループを作って、好きなところに行けば、はなしは簡単です。でもクラスという単位もひとつの集団なので、とうぜん「クラスで一緒に」という話しが出てきます。同じクラスの中でも、友達同士の関係には濃淡がありますから、できれば関係の密なもの同士に分かれたいという気持ちとぶつかることになります。
 子ども達の最終的な判断は、まずクラスで一次会に行き、そのあと好きなグループでの二次会(さらに三次会)ということでした。なんとまあ、大人びた決断でしょう。「つきあい」みたいなものを、彼らも身につけ始めているということですか。
 ところで私の娘のグループでは、一次会、二次会、三次会は、それぞれ昼食の鍋料理、カラオケ、夕飯のイタリアン、だったそうです。
(親たちは謝恩会のあと二次会で終わりでしたが...)

2013年2月11日月曜日

謝恩会に生徒は?

謝恩会の出欠をとっている際、何人の保護者から「子どもも参加してもよいのか?」というご質問がありました。卒対では「保護者と先生」のみの想定で、会場選びも進めていたのですが、あらためて問われてみると、すっきりした答えが出てきません。
謝恩会=先生への感謝の集い、ということであれば、子ども達(生徒達)が入ってもよいように思えます。生徒たちどうしで集まる機会を奪うことにならないか、という意見もありました。結局、親と先生ということになったのですが、みなさんどう思います? 他の学校はどうしているのでしょうね。
私の子どもの場合、小学校の謝恩会は、保護者、児童、先生でやっていました。中学は保護者と先生だけ(子ども達はさっさとどこぞのファミレスで打ち上げ)。自分が高校の時に親と先生と謝恩会なんて想像もできなかったのですが...。

2013年1月19日土曜日

卒業前に思う(2)ー何がよかったか

もうすぐ卒業という今、サポート校に娘を通わせてよかったことは何か、考えてみました。(思いついた時に、書き足していきます)

1.友達: この学校には不登校だった子、障害をもつ子、勉強が遅れ気味だった子、といろいろな子どもがいますが、うちの子ども(ダウン症)からすると、いわゆる「健常児」と一緒に学校生活を送っている形でした。不登校の経験があるとはいっても、高校生は高校生で、そうした仲間に引っ張られ、カラオケやらゲーセンに行ったりと、まあひととおり高校生らしい生活をしていました。普通学校の生活を、あまり気張らずにできたのが、よかったと思います。

2.進学: うちの子どもは来春から大学生になりますが、受験は学校の推薦で合格できました。うちの子どものように、とにかく学校に行くのが好きで、まじめに通信制課程のレポートだけは出す、というタイプの子は、自然と成績が上がってくるので、学校推薦がもらえました。普通の高校で、まともに競争したら難しかったかもしれません。センター試験でもなんでも一般受験でどんどん突破できるような子はいいですけれども、それでない場合、通信制+サポート校である程度学校内の評価を上げておくのは、ひとつの選択かなと思います(サポート校に入れてみてわかったことですが)。

3.授業: ひとクラスの人数が少ないこともあるのだと思いますが、うちの子は授業がよくわかるし、面白いと言っていました。中学時代は苦手だった数学や理科の授業が面白いと言い出したのにはびっくりしました。理解しているとは思えないのだけれども、勉強が面白いと思ってくれたのはよかったです。それで大学にも行きたいと言い出したのだと思います。
  先生が一人ひとりに手間をかけてくれるので、その点でもありがたかったです。つい最近、家族旅行をして宿泊先でバトミントンをやったのですが、娘は飛んでくるシャトルを打ち返すのが下手なので、よし特訓だとばかりに、シャトルをそばから投げ挙げて、それを打たせてみたのです。そしたら娘曰く、「体育の授業で和田先生がやってくれた」と。先生、娘のそばでシャトルを投げてくれていたのね。お疲れ様でした&ありがとうございました。

2013年1月13日日曜日

卒業を前に

 我が家の娘はまもなく卒業で、三年間を振り返ると、あっと言うまでした。入学のとき、(障害のある我が子に)友達ができるかな、と心配していましたが、あっという間に寄り添ってくれる友達ができて、しかもとても対等な感じでつきあってくれる子ども達で、最初の心配は吹き飛んだのでした。
 娘は学校に行くのが楽しみのような子どもなので、毎日学校から帰ると、学校で何があったのなんのといろいろ話してくれました。いつのまにか、夕食時には、私から「今日は誰が来た?」と聞くようになりました。中学時代に不登校だった友達の中には、やはりすぐには学校に来られない生徒もいます。そういう生徒が学校に来ると、私が聞かないうちに、娘が「今日は○○さんが来た」とうれしそうに話してくれました。
 そういうわけで、ウチの娘の同級生達の三年間を、私もなんとなく見続けてきたような気がしています。1年生の時にほとんど来られていなかった子が、2年生になって突然毎日来るようになったり、3年生になってだんだん来る回数が増えてきたり、一度来られなくなった子がまた来られるようになったり、進路決定の時期になって、やはり学校に来にくくなったり....。そんな変化を感じるたびに、「ああよかったな」「ああ、大変なんだろうな」と、心の中で思ってきました。
 そしてもうすぐ卒業。これから君たちが出て行くところには、来られなくってもじっと待ってくれる先生はいないんだよ。学校に来る君を、暑い日も寒い日も半袖で玄関に立って迎えてくれる先生はいないんだよ。