2013年1月13日日曜日

卒業を前に

 我が家の娘はまもなく卒業で、三年間を振り返ると、あっと言うまでした。入学のとき、(障害のある我が子に)友達ができるかな、と心配していましたが、あっという間に寄り添ってくれる友達ができて、しかもとても対等な感じでつきあってくれる子ども達で、最初の心配は吹き飛んだのでした。
 娘は学校に行くのが楽しみのような子どもなので、毎日学校から帰ると、学校で何があったのなんのといろいろ話してくれました。いつのまにか、夕食時には、私から「今日は誰が来た?」と聞くようになりました。中学時代に不登校だった友達の中には、やはりすぐには学校に来られない生徒もいます。そういう生徒が学校に来ると、私が聞かないうちに、娘が「今日は○○さんが来た」とうれしそうに話してくれました。
 そういうわけで、ウチの娘の同級生達の三年間を、私もなんとなく見続けてきたような気がしています。1年生の時にほとんど来られていなかった子が、2年生になって突然毎日来るようになったり、3年生になってだんだん来る回数が増えてきたり、一度来られなくなった子がまた来られるようになったり、進路決定の時期になって、やはり学校に来にくくなったり....。そんな変化を感じるたびに、「ああよかったな」「ああ、大変なんだろうな」と、心の中で思ってきました。
 そしてもうすぐ卒業。これから君たちが出て行くところには、来られなくってもじっと待ってくれる先生はいないんだよ。学校に来る君を、暑い日も寒い日も半袖で玄関に立って迎えてくれる先生はいないんだよ。

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